常磐津文字兵衛(2世)(読み)ときわずもじべえ[にせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常磐津文字兵衛(2世)」の意味・わかりやすい解説

常磐津文字兵衛(2世)
ときわずもじべえ[にせい]

[生]安政4(1857)
[没]1924
常磐津節三味線方。1世常磐津文字助の実子。初名2世八百八。のち2世文字兵衛を継いだ。隠居してからは松寿斎と改名常磐津林中,6世文字太夫,3世松尾太夫の立三味線を弾き,名人と称された。

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世界大百科事典(旧版)内の常磐津文字兵衛(2世)の言及

【お夏狂乱】より

…常磐津。坪内逍遥作詞,2世常磐津文字兵衛作曲。1914年9月東京帝国劇場でお夏を6世尾上梅幸,馬士を7世松本幸四郎により初演。…

※「常磐津文字兵衛(2世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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