常磐津文字兵衛(3世)(読み)ときわずもじべえ[さんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常磐津文字兵衛(3世)」の意味・わかりやすい解説

常磐津文字兵衛(3世)
ときわずもじべえ[さんせい]

[生]1888
[没]1960
常磐津節三味線方。2世常磐津文字兵衛の実子。本名鈴木広太郎。初名3世八百八。 1916年3世を襲名。3世松尾太夫,その子の三東勢太夫,千東勢太夫の立三味線を受け持った。 1953年日本芸術院会員,1955年重要無形文化財保持者に認定された。のち文字翁と改名したが,まもなく没した。

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世界大百科事典(旧版)内の常磐津文字兵衛(3世)の言及

【独楽】より

…作詞木村富子。作曲3世常磐津文字兵衛。振付2世花柳寿輔。…

【良寛と子守】より

…良寛を13世守田勘弥が演じた。作曲3世常磐津文字兵衛,3世常磐津松尾太夫。振付7世藤間勘十郎。…

※「常磐津文字兵衛(3世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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