常綺羅(読み)じょうきら

精選版 日本国語大辞典 「常綺羅」の意味・読み・例文・類語

じょう‐きら ジャウ‥【常綺羅】

〘名〙 (「じょうぎら」とも) ふだん、よい着物を着ていること。平常、美服をまとうこと。また、その美服。
※雑俳・川柳評万句合‐明和元(1764)智六「定きらをとくにして居るとほり者」
読本南総里見八犬伝(1814‐42)八「俺と夫婦になるならば、常綺羅(ジャウキラ)さして寵愛せん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「常綺羅」の意味・読み・例文・類語

じょう‐きら〔ジヤウ‐〕【常×綺羅】

いつもよい着物を着ていること。また、その着物。
いつも―を張って贅沢に暮していた」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android