常軌(読み)じょうき

精選版 日本国語大辞典 「常軌」の意味・読み・例文・類語

じょう‐き ジャウ‥【常軌】

〘名〙
① ふつうに踏むべき道。常に行なうべき道。常道
硝酸銀(1966)〈藤枝静男〉六「すべてが常軌に従うことを拒否した校長恣意によって」 〔北史‐韓麒麟伝〕
② ふつうであること。尋常。
※美濃浪人(1966)〈司馬遼太郎〉「母親はもはや常軌ではない」

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デジタル大辞泉 「常軌」の意味・読み・例文・類語

じょう‐き〔ジヤウ‐〕【常軌】

つねにふみ行うべき道。普通のやり方や考え方。常道。「常軌を失った行動
[類語]常套常道定法定石正攻法

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普及版 字通 「常軌」の読み・字形・画数・意味

【常軌】じよう(じやう)き

常に守るべき道。きまり。〔後漢紀、順帝紀二〕夫(そ)れ(てう)は舟なり。民は水なり。群臣は舟に乘る人なり。~(いやし)くも能く志を卒(を)へ、力を畢(つく)し、常軌を守り(したが)ひ、以て元元(人民)を度(すく)ふは、謂(いはゆる)なり。

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