常食(読み)じょうしょく

精選版 日本国語大辞典 「常食」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しょく ジャウ‥【常食】

〘名〙 主食あるいは副食としていつも食べること。また、そのもの。
東大寺文書‐永延三年(989)一〇月二五日・大宰府牒案「就中寺女奴婢多有其名、今尋実情、已是無身、而今称彼常食、徒備立用、為僧有罪、為寺无益」
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉二二「下等力役者の常食(ゼウショク)とするは概ね諸種の蔬菜にして」

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デジタル大辞泉 「常食」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しょく〔ジヤウ‐〕【常食】

[名](スル)日常的に食事として食べていること。また、その食べ物。「米を常食する民族

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の常食の言及

【食事療法(食餌療法)】より

… 食事療法は一般食事療法と特殊食事療法に大別される。
[一般食事療法]
 栄養の維持,増進を図ることによって,間接的に治療に役立てる方法で,食事の種類は流動食,粥(かゆ)食,常食に大別される。流動食は,熱性疾患や急性消化器疾患で消化吸収力が弱まっているとき,脳卒中などで嚥下障害があるときなどの患者に与えられる。…

※「常食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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