幕府札(読み)ばくふさつ

百科事典マイペディア 「幕府札」の意味・わかりやすい解説

幕府札【ばくふさつ】

幕末江戸幕府発行した紙幣。洋銀札通用の事態に対処するための〈江戸・横浜通用金札〉,御用金両替商から上納させるための〈江戸および関八州通用金札〉,大坂有力商人,商社の営業資金を確保するための〈兵庫開港札〉の3種があった。1867年(慶応3年)発行,まもなく幕府解体で流通停止。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android