干珠(読み)カンジュ

デジタル大辞泉 「干珠」の意味・読み・例文・類語

かん‐じゅ【干珠】

潮干しおひたま」に同じ。→満珠まんじゅ
「―を取り、海上げ給ひしかば、潮水遠く退いて」〈太平記・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「干珠」の意味・読み・例文・類語

かん‐じゅ【干珠】

〘名〙 海中に投げ入れると潮を引かせる霊力を持つといわれる珠(たま)。しおひるたま。⇔満珠(まんじゅ)
宴曲玉林苑(1319)上「息長足姫(おきながたらしひめ)御代に、干珠(かんじゅ)満珠霊威を施し、高麗百済新羅三(みつ)の韓国随へて」

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