干瓢・乾瓢(読み)かんぴょう

精選版 日本国語大辞典 「干瓢・乾瓢」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぴょう ‥ペウ【干瓢・乾瓢】

〘名〙
ウリ科の植物ユウガオおよびその実。また、その果肉を細長く紐(ひも)のように切って、乾燥させた食品すしの具、あえもの、煮ものなどに用いる。〔文明本節用集(室町中)〕
② (夕顔をさらす、あるいは、夕顔をつくるというしゃれから) 近世娼婦をいう。
評判記色道大鏡(1678)一四伊勢の遊び女を〈略〉越前にて干瓢(カンヒョウ)

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