平俗(読み)へいぞく

精選版 日本国語大辞典 「平俗」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぞく【平俗】

〘名〙 (形動)
① 平凡で俗っぽいこと。ごく普通であること。また、そのさま。
小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉上「平俗な医学士
※続百鬼園随筆(1934)〈内田百〉百鬼園師弟録「先生心構へも、昔よりずっと平俗になってゐる点もあると思ふ」
② わかりやすいこと。くだけていること。
※文化哲学入門(1923)〈土田杏村理想主義と愛「やや平俗にいふならば〈略〉『真と善と美と聖とを追求する』こと」

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デジタル大辞泉 「平俗」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぞく【平俗】

[名・形動]
ありふれていて俗っぽいこと。また、そのさま。「平俗で何の新しさもない」
表現がくだけてわかりやすいこと。また、そのさま。「平俗言葉で説明する」

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