平句(読み)ヒラク

デジタル大辞泉 「平句」の意味・読み・例文・類語

ひら‐く【平句】

連歌・連句で、発句・脇・第三・挙句あげく以外の句。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平句」の意味・読み・例文・類語

ひら‐く【平句】

〘名〙 連歌や俳諧で、発句・脇・第三・挙句(あげく)以外の句の称。俳諧では月の句や花の句も除いていうことがある。〔所々返答(1466‐70)〕

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世界大百科事典(旧版)内の平句の言及

【歌仙】より

…最初の3句を発句(ほつく)・脇・第三,最後の1句を挙句(あげく)とよび,以上が起承転結の役を果たす。その他の句は平句(ひらく)とよばれ,連句の諸形式は平句の数の多少によって生じる。歌仙の形式と名称は,和歌の三十六歌仙名を各句によみこんだ物名連句に由来するか。…

※「平句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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