平台(読み)ひらだい

精選版 日本国語大辞典 「平台」の意味・読み・例文・類語

ひら‐だい【平台】

〘名〙
活版印刷機一種活版凸版を組みつけた平らな版盤の往復運動により、円筒に巻いてある紙に刷りつける。〔造本印刷(1948)〕
書店で、書籍雑誌平積みにして陳列販売する台。新刊本ベストセラーの本などが並べられる。
※虫たちの棲家(1973)〈高井有一防砂林「平台の雑誌を」

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デジタル大辞泉 「平台」の意味・読み・例文・類語

ひら‐だい【平台】

印刷機械の一。平らな版盤に版を載せ、紙を円筒で押し付けて1枚ずつ印刷する機械
書店で、本や雑誌を平積みにする台。
演劇で、二重舞台を作るための平らな台。厚さ4寸、大きさは3尺×6尺など数種類ある。箱馬と呼ばれる木箱を下に入れ、高さを調節する。→箱馬3

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世界大百科事典(旧版)内の平台の言及

【歌舞伎】より

…またその場所を〈二重〉あるいは〈二重舞台〉という。高さ1尺(約30cm)の〈尺高(しやくだか)〉,1尺4寸(約42cm)の〈常足(つねあし)〉,2尺1寸(約63cm)の〈中足(ちゆうあし)〉,2尺8寸(約84cm)の〈高足〉のいずれかの足を設置し,その上に厚さ4寸(約12cm)の〈平台(ひらだい)〉と呼ぶ床を乗せて組み立てる。 二重屋体(にじゆうやたい)二重によって組み立てられる屋体のことをいう。…

※「平台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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