平宗親(読み)たいらの むねちか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平宗親」の解説

平宗親 たいらの-むねちか

?-? 平安後期-鎌倉時代武将,僧。
平宗盛養子となって阿波守(あわのかみ)となる。元暦(げんりゃく)2年(1185)平氏滅亡の際出家,心戒房と称して宋(そう)(中国)にわたる。帰国後は聖(ひじり)として各地を放浪した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「平宗親」の解説

平宗親

生年生没年不詳
鎌倉初期の聖。源有仁の流れを引き,平宗盛の養子となって阿波守になるが,文治1(1185)年平氏の滅亡とともに遁世,心戒房と称し,重源の伝をたどって宋に渡る。帰国後は,居所も定めず諸国流浪,その行動と言談は聖の典型として『一言芳談』に載る。

(五味文彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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