平明(読み)へいめい

精選版 日本国語大辞典 「平明」の意味・読み・例文・類語

へい‐めい【平明】

〘名〙
① よあけ。あかつき。明け方。平旦
内裏式(833)五月五日観馬射式「平明、皇帝出宮就御座
色葉字類抄(1177‐81)「平明 アケホノ 晨夜部 ヘイメイ」 〔荀子哀公
② (形動) 公平であきらかなこと。また、そのさま。〔諸葛亮‐前出師表〕
③ (形動) わかりやすく、はっきりしていること。また、そのさま。
※かのやうに(1912)〈森鴎外〉「その平明な、小ざっぱりした記載を」

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デジタル大辞泉 「平明」の意味・読み・例文・類語

へい‐めい【平明】

[名・形動]
わかりやすくはっきりしていること。また、そのさま。「平明解説
夜明け。明け方。
[派生]へいめいさ[名]
[類語]明快簡明明晰明白明瞭端的易しい明明白白はっきりくっきりありありまざまざしか明らかきわやか定かさやか鮮やか生生しい見え見え丸見えめっきり浮き彫りクリア鮮明分明顕著顕然歴然歴歴瞭然りょうぜん亮然りょうぜん判然画然かくぜん截然せつぜん明確明解自明彷彿鮮烈一目瞭然火を見るよりも明らか手に取るようたなごころを指すまがう方ない隠れもない目に見える言わずと知れたまぎれもない見るから

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普及版 字通 「平明」の読み・字形・画数・意味

【平明】へいめい

夜あけ。

字通「平」の項目を見る

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