平服(読み)へいふく

精選版 日本国語大辞典 「平服」の意味・読み・例文・類語

へい‐ふく【平服】

〘名〙
① 平常着る衣服儀式などの晴れの場に着用する服に対していう。ふだんぎ。便服(べんぷく)
政談(1727頃)二「譬ば裏附上下も羽織・袴も皆平服也」
随筆・幕朝故事談(1789‐1801か)「諸侯〈略〉自上召時は、いつでも麻上下にて出づる事なり、平服なれば平服で可出と申来たるなり」

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デジタル大辞泉 「平服」の意味・読み・例文・類語

へい‐ふく【平服】

ふだん着ている衣服。また、その服装。ふだんぎ。⇔礼服
[補説]冠婚葬祭招待状などで「平服でご出席ください」とある場合は、ふつう略礼装またはそれに近い服装を指し、カジュアルウエアは含まない。
[類語]略服ふだん着略装軽装着流しカジュアル

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