平淡(読み)ヘイタン

デジタル大辞泉 「平淡」の意味・読み・例文・類語

へい‐たん【平淡】

[名・形動]おだやかであっさりしていること。また、そのさま。「平淡な話しぶり」
[類語]洒脱いきお洒落小粋おつ伊達気障気が利く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平淡」の意味・読み・例文・類語

へい‐たん【平淡】

〘名〙 (形動)
① さっぱりして、とりつくろわないこと。また、そのさま。
随筆絵事鄙言(1799)「其屈曲繁冗を省きて是を平淡に為す者なり」 〔阮籍楽論
② 穏やかで、さしさわりのないこと。また、そのさま。
※新浦島(1895)〈幸田露伴一二「平淡無毒の薬のみ売りて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「平淡」の読み・字形・画数・意味

【平淡】へいたん

あっさり。安らかで、すなお。宋・米郎中紹影に寄す〕詩 懷素は(かつれう)(狼者)、小(すこ)しく事を解するも かに淡に趨(おもむ)けばの如し

字通「平」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android