精選版 日本国語大辞典 「平群」の意味・読み・例文・類語
へぐり【平群】
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奈良県北西部,生駒郡の町。1971年町制。人口1万9727(2010)。町域は比較的緩やかな生駒山地東斜面,竜田川中流の平群川沿岸低地と断層崖で急な矢田丘陵西斜面からなる。古くから開けた地で,古代の豪族平群氏の本拠地で,平安前期には信貴山の中腹に《信貴山縁起》で知られる信貴山朝護孫子寺が開かれた。信貴山城が築かれ,戦国時代には松永久秀父子が拠ったが,1577年(天正5)織田信長軍によって焼かれた。水田農業と山間地域でのキクなどの花卉や,ブドウ栽培が盛んである。1969年ごろから住宅団地の開発が進み,人口が急増している。竜田川の低地を近鉄生駒線が走り大阪方面への通勤者も多い。西部に信貴生駒スカイラインが通じる。
執筆者:松原 宏
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…大和国平群郡(現,奈良県生駒郡平群町)の荘園。田数9町余。…
※「平群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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