平袈裟(読み)ヒラケサ

デジタル大辞泉 「平袈裟」の意味・読み・例文・類語

ひら‐けさ【平××裟】

にしき金襴きんらん金紗きんしゃを用い、1色で仕立てた七条袈裟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平袈裟」の意味・読み・例文・類語

ひら‐けさ【平袈裟】

〘名〙 錦・金襴または金紗で作り、他色を交えないで一色で仕立てた七条の袈裟。
兵範記‐仁平二年(1152)八月一〇日「大袈裟・平袈裟・小袈裟

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世界大百科事典(旧版)内の平袈裟の言及

【衣帯】より

…九条以上は,禅系諸宗以外ではあまり用いないが,用いる宗派では,条数が多いほど高位の袈裟ということに定めてある。なお条数とは別に,生地や意匠によって,衲袈裟(のうげさ),甲袈裟,紋袈裟,平袈裟(ひらげさ)等に分けることができる。五条袈裟は,右の脇の下から右半身を前後にまとうように着け,細帯状の威儀(いぎ)と称する付け紐で左肩と左腕に吊りとめる。…

※「平袈裟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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