年切り(読み)トシギリ

デジタル大辞泉 「年切り」の意味・読み・例文・類語

とし‐ぎり【年切り】

年によって、樹木の実がならないこと。幸運にあわないことのたとえ。としぎれ。
「今までになどかは花の咲かずして四十年よそとせあまり―はする」〈後撰・雑一〉
あることのために年数を限ること。〈日葡

ねん‐きり【年切り】

年季奉公のこと。また、その契約を結んだ人。
「―の女に、名をひさと呼びて」〈浮・諸国ばなし・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android