年木(読み)トシギ

デジタル大辞泉 「年木」の意味・読み・例文・類語

とし‐ぎ【年木/歳木】

新年燃料として、暮れのうちに用意したたきぎ 新年》
戸口門松そばなどに置き、年神に供える木。節木せちぎ若木。幸い木。 新年》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の年木の言及

【薪】より

…また,修験者がたく護摩(ごま)木は,この火によってすべての罪障を焼きはらい,不動明王と一体化するなどといった象徴的な意味があり,これには土地ごとにカツギ(勝木)と称されている木が選ばれている。宮中での御竈木(みかまぎ)(御薪)の風習をはじめ,正月の神祭用の薪である年木(鬼木(おにぎ)や幸木(さいわいぎ)などともよばれる),竜宮の水神に薪を与えるモティーフをもつ〈竜宮童子〉の昔話などからも,薪が単なる燃料ではなかったことがわかる。燃料【佐野 賢治】。…

※「年木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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