幼様(読み)いとさま

精選版 日本国語大辞典 「幼様」の意味・読み・例文・類語

いと‐さま【幼様】

〘名〙 (「幼」は当て字) 小児をいう敬称天明一七八一‐八九)ごろまでは男女児どちらにもいったが、寛政一七八九‐一八〇一)のころから特に女児をいうようになる。いとさん。→いと(二)〔名〕
浮世草子世間娘容気(1717)一「コレいとさま、わやくおっしゃれずとしづかにおよれ」

いと‐さん【幼様】

〘名〙 「いとさま(幼様)」の変化した語。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「お家ゑさんの傍(ねき)に立て居なます嬰児(イト)さんを見いな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android