広沢局(読み)ひろさわのつぼね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「広沢局」の解説

広沢局 ひろさわのつぼね

1573-1636 織豊-江戸時代前期,豊臣秀吉側室
天正(てんしょう)元年生まれ。肥前名護屋(佐賀県)の名護屋経述の妹広子。天正20年側室となる。眼をわずらい七山郷福聚(ふくじゅ)院の聖観音菩薩に祈願してなおったため,慶長2年名護屋城内に堂をたてて分霊をまつり,これがのち広沢寺(こうたくじ)となった。慶長3年(1598)秀吉没後,得度して妙広禅尼とあらためた。寛永13年4月24日死去。64歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android