座不冷秘法（読み）ざさまさぬひほう

精選版 日本国語大辞典

ざさまさぬ‐ひほう ‥ヒホフ【座不冷秘法】

〘名〙 (修行の僧の座が常にあたたまっているところから) 僧が座を離れることなく、長日にわたり不断に行なう修法。座不冷御修法(ざさまさずのみしほ)。

※増鏡（1368‐76頃）五「成就心院といふは、愛染王の座さまさぬ秘法とり行なはせらる」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ざさまさぬ‐ひほう〔‐ヒホフ〕【座^▽不^▽冷秘法】

密教で、長期間にわたって休むことなく修法すること。僧の座席が冷えることがないのでいう。

出典　小学館