庭帳(読み)ニワチョウ

デジタル大辞泉 「庭帳」の意味・読み・例文・類語

にわ‐ちょう〔にはチヤウ〕【庭帳】

江戸時代年貢を納入する現場で、その出納記載登録した帳簿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「庭帳」の意味・読み・例文・類語

にわ‐ちょう にはチャウ【庭帳】

〘名〙
① 江戸時代、年貢を収納する現場で、納入者個々に捺印させた帳簿。
※禁令考‐前集・第四・巻三四・寛永二一年(1644)正月一一日「御年貢納庭帳に、其時之百姓に為致判」
② 転じて、人別帳
※歌舞伎・心謎解色糸(1810)二幕「姉の小絲様は、庭帳にも付いてあれば」

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