建永(読み)けんえい

精選版 日本国語大辞典 「建永」の意味・読み・例文・類語

けんえい【建永】

鎌倉時代土御門天皇の代の年号元久三年(一二〇六)四月二七日疾疫により改元。建永二年(一二〇七)一〇月、承元と改元。出典は「文選」の「流恵下民、建永世之業」。

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デジタル大辞泉 「建永」の意味・読み・例文・類語

けんえい【建永】

鎌倉初期、土御門つちみかど天皇の時の年号。1206年4月27日~1207年10月25日。

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日本の元号がわかる事典 「建永」の解説

けんえい【建永】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1206年から1207年まで、土御門(つちみかど)天皇の代の元号。前元号は元久(げんきゅう)。次元号は承元(じょうげん)。1206年(元久3)4月27日改元。天然痘(てんねんとう)流行の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『文選(もんぜん)』を出典とする命名。建永年間の鎌倉幕府将軍は源実朝(さねとも)(3代)、執権は北条義時(よしとき)(2代)。

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