建部神社(読み)たけべじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「建部神社」の意味・読み・例文・類語

たけべ‐じんじゃ【建部神社】

滋賀県大津市神領にある神社。旧官幣大社。祭神日本武尊(やまとたけるのみこと)ほか二柱。尊の子建部稲依別(たけべいなよりわけ)王が景行天皇四六年に神前神崎)郡建部郷の千草嶽に創建したと伝えられる。のち栗太郡勢多郷の大野山に移り、天平勝宝七年(七五五)ふもとの現在地に移る。近江国一の宮。建部明神。

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百科事典マイペディア 「建部神社」の意味・わかりやすい解説

建部神社【たけべじんじゃ】

滋賀県大津市神領に鎮座。旧官幣大社。日本武(やまとたける)尊をまつる。景行天皇の時,祭神の子建部稲依別王が鎮祭したと伝える。延喜式内の名神大社。近江(おうみ)国の一宮例祭は4月15日。ほかにお弓行事の護国祭や納涼船幸祭が行われ,木造女神座像や石灯籠重要文化財
→関連項目勢多

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「建部神社」の意味・わかりやすい解説

建部神社
たけべじんじゃ

滋賀県大津市に鎮座する元官幣大社。建部大社ともいう。近江一の宮。祭神はヤマトタケルノミコト。例祭4月 15日。

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