廻国修業(読み)かいこくしゅぎょう

世界大百科事典(旧版)内の廻国修業の言及

【武者修行】より

…各地を回って武術の修行をすること。戦国末期から江戸初期,および幕末に流行した。〈廻国修行〉ともいう。本来は諸国を回り,名のある使い手や道場を訪ねて,武術の修練やときには命がけで試合をするもので,戦国時代にはそれで仕官の口を探す者も多かった。また自流の宣伝や勢力拡大の目的もあったようである。このような修行の旅は,試合とは別に,空腹,疲労,寒暑などの困苦を克服せねばならず,人間的な鍛練もその目的であった。…

※「廻国修業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android