精選版 日本国語大辞典 の解説
べんざい‐てん【弁才天・辯才天・弁財天・辨財天】
[一] (弁才天・辯才天)(「弁(辯)才」はSarasvatī (薩囉薩伐底)の訳語) インドの神の名。聖河の化身という。仏教にはいって舌・財・福・智慧・延寿などを与え、災厄を除き、戦勝を得させるという女神。像は、八臂(弓・箭・刀・矟・斧・杵・輪・羂索を持つ)、または、二臂(琵琶を持つ)。大弁才天。弁天。弁才天女。
※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)上「或時は辯才天来臨して謁す」
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