弄璋の喜び(読み)ロウショウノヨロコビ

デジタル大辞泉 「弄璋の喜び」の意味・読み・例文・類語

ろうしょう‐の‐よろこび〔ロウシヤウ‐〕【弄×璋の喜び】

璋を玩具として与える喜び、すなわち、男子が生まれた喜び。⇔弄瓦ろうがの喜び

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精選版 日本国語大辞典 「弄璋の喜び」の意味・読み・例文・類語

ろうしょう【弄璋】 の 喜(よろこ)

璋を玩具として与える喜び。すなわち、男の子が生まれた喜び。→弄瓦(ろうが)の喜び。〔文明本節用集(室町中)〕

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故事成語を知る辞典 「弄璋の喜び」の解説

弄璋の喜び

男の子が生まれたという喜びを指すことば。

[由来] 「詩経小雅かん」の詩にうたわれている、古代中国での男の子が生まれた際の風習から。「男の子が生まれたら、寝台に寝かせ、服を着せ、「これしょうろうせしむ(璋という器具を手に持たせて遊ばせる)」とあります。「璋」とは、儀式のときに使う、ナイフのような形をした宝玉でできた器具です。

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