弑（読み）シイ

デジタル大辞泉

しい【弑】［漢字項目］

［音］シイ（慣）　シ（呉）（漢）
臣下が主君を、子が親を殺す。身分の下の者が上の者を殺す。「弑逆しいぎゃく・しぎゃく」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

し‐・す【弑】

〘他サ変〙 ＝しいする（弑）

※文明本節用集（室町中）「子曰弑(シセンニハ)_二父与_一レ君 亦不_レ従也〔先進篇〕」

しい‐・する【弑】

〘他サ変〙 しい・す 〘他サ変〙 (「しする（弑）」の慣用読み) 臣下が主君を殺し、子が父を殺すなど、目下の者が目上の者を殺す。

※史記抄（1477）五「孝文、荘襄のちゃっちゃっと死なれたは、呂不韋が我子を蚤く立んとて弑したござんめれ」

しい‐・す【弑】

〘他サ変〙 ⇒しいする（弑）

出典　精選版 日本国語大辞典