弓勢(読み)ユンゼイ

デジタル大辞泉 「弓勢」の意味・読み・例文・類語

ゆん‐ぜい【弓勢】

《「ゆみせい」の音変化》弓を引っ張る力量。弓を射る力の強さ。
「あな恐ろしの鎮西の八郎殿の―や」〈保元・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弓勢」の意味・読み・例文・類語

ゆん‐ぜい【弓勢】

〘名〙 (「ゆみせい」の変化した語) 弓を引く力量。弓を射る力の強さ。弓力(ゆんりき)。ゆぜい。
扶桑略記(12C初)康平五年一二月二八日「語義家曰、僕欲君弓勢如何」
読本椿説弓張月(1807‐11)後「あなおそろしの弓勢(ユンセイ)やとて、舌を巻て感じあへりしかば」

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普及版 字通 「弓勢」の読み・字形・画数・意味

【弓勢】きゆうせい

弓の力。唐・白居易〔秋思〕詩 夕照は燒くより紅く 、碧はる 獸形、雲、一ならず 弓勢、初三のごとし

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