精選版 日本国語大辞典 「引敷」の意味・読み・例文・類語
ひっ‐しき【引敷】
〘名〙
※史記抄(1477)一一「ひっしきをしいて、門にいたれば、あげくに逢てわるくあいしらうたぞ」
② 一般に、敷物。ひしきもの。
③ (①から転じて) 腰または尻をいう。
※玉塵抄(1563)三一「腿靨は不レ知ぞ。〈略〉ひっしきのあたりにえくぼはあるまいぞ」
④ 「ひっしき(引敷)の板」の略。
ひ‐しき【引敷】
〘名〙
① 「ひしきもの(引敷物)」の略。
② =ひっしき(引敷)の板
ひっ‐し・く【引敷】
〘他カ四〙 「ひきしく(引敷)」の変化した語。
※史記抄(1477)七「さるほどに威勢があって人につよくをぢられてひっしかれたぞ」
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