引率(読み)インソツ

デジタル大辞泉 「引率」の意味・読み・例文・類語

いん‐そつ【引率】

[名](スル)《古くは「いんぞつ」》率いること。引き連れること。「新入生引率する」
[類語]統率統帥率いる引き連れる伴う従える連れる連れ立つ引っ張る召し連れる連れ込む連れ出す連れ戻す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引率」の意味・読み・例文・類語

いん‐そつ【引率】

〘名〙 (古くは「いんぞつ」とも) 多くの人を引き連れて行くこと。率いること。
※後二条師通記‐応徳三年(1086)一〇月一三日「殿下引率公卿給講堂
※高野本平家(13C前)六「木曾追討の為に、越後出羽、相津四郡の兵共を引卒(インソツ)して」
[補注]漢籍には見いだし難く、「引き率る」を音読して成立した和製漢語と思われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android