精選版 日本国語大辞典 「弱竹の」の意味・読み・例文・類語
なよたけ‐の【弱竹の】
枕 (「なよだけの」とも)
① やわらかい竹がたわみやすいところから、「とをよる」にかかる。なゆたけの。
※万葉(8C後)二・二一七「奈用竹乃(ナヨたけノ) とをよる子らは いかさまに 思ひ居れか」
② やわらかい竹の節(ふし)の意で、節の古語「よ」と同音の「夜」「世」「齢」「四」にかかる。
※新続古今(1439)雑下・二〇四六「昔より かかるためしは なよ竹の 四たび重ねて 立ち返る きたの藤浪〈藤原雅縁〉」
③ 竹の節(ふし)から「ふし(節)」と同音の「伏し」にかかる。
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