張鷟(読み)チョウサク

デジタル大辞泉 「張鷟」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐さく〔チヤウ‐〕【張鷟】

中国代の文人。深州陸沢(河北省)の人。あざなは文成。号は浮休子。名文家としての名は日本にまで知られていた。著「遊仙窟ゆうせんくつ」「朝野僉載ちょうやせんさい」など。生没年未詳。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の張鷟の言及

【遊仙窟】より

…唐の初めに作られた短編小説。作者は張鷟(ちようさく)(660?‐741?),字は文成。一人称で語られる遊里文学であるが,筋立ては主人公が旅の途中で深山の神仙郷に迷いこみ,2人の仙女と歓楽の一夜を過ごすという話。…

※「張鷟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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