強弓(読み)ツヨユミ

デジタル大辞泉 「強弓」の意味・読み・例文・類語

つよ‐ゆみ【強弓】

つるの張りの強い弓。また、それをひきこなす人。ごうきゅう。
「いかなる―が射けれども矢一つもなかりけり」〈太平記・三三〉

きょう‐きゅう〔キヤウ‐〕【強弓】

ごうきゅう(強弓)

ごう‐きゅう〔ガウ‐〕【強弓】

張りが強く、引くのに強い力を必要とする弓。また、それを引く人。きょうきゅう。つよゆみ。

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精選版 日本国語大辞典 「強弓」の意味・読み・例文・類語

ごう‐きゅう ガウ‥【強弓】

〘名〙 引くのに強い力を必要とする弓。張りの強い弓。また、その弓を引く人。つよゆみ。
文徳実録‐仁寿三年(853)八月壬午「長於武猛、能引強弓」 〔戦国策‐韓策・昭侯〕

つよ‐ゆみ【強弓】

〘名〙 弦の張りの強い弓。強い力で引く弓。また、それを引きこなす人。ごうきゅう。
平家(13C前)四「競はもとよりすぐれたるつよ弓せい兵(びゃう)

きょう‐きゅう キャウ‥【強弓】

〘名〙 =ごうきゅう(強弓)〔運歩色葉(1548)〕〔戦国策‐韓策・昭侯〕

こわ‐ゆみ こは‥【強弓】

〘名〙 はりの強い弓。ごうきゅう。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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