強綿薬(読み)キョウメンヤク

デジタル大辞泉 「強綿薬」の意味・読み・例文・類語

きょう‐めんやく〔キヤウ‐〕【強綿薬】

ニトロセルロース硝化の度合いの高い綿火薬窒素の含有量13パーセント以上のもの。爆発力が大きく、無煙火薬原料とする。

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精選版 日本国語大辞典 「強綿薬」の意味・読み・例文・類語

きょう‐めんやく キャウ‥【強綿薬】

〘名〙 セルロースのニトロ化度(エステル化度)が大きい、窒素含有量一三パーセント以上の綿薬(ニトロセルロース)。爆発威力が大きく、無煙火薬の製造に用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内の強綿薬の言及

【綿薬】より

…火薬に用いられるニトロセルロースの別名。窒素量12.5%以上のものを強綿薬gun cotton,10~12%のものを弱綿薬collodion cottonと呼んでいる。強綿薬はアルコール1,エーテル2の混合液,それぞれの単独液,水およびニトログリセリンに不溶,アセトン,酢酸,ニトロベンゼン,酢酸アミルなどに可溶である。…

※「強綿薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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