精選版 日本国語大辞典 「彌増」の意味・読み・例文・類語
いや‐ま・す【彌増】
※大唐西域記長寛元年点(1163)五「忽異を覩(み)て祗(つつしみ)懼(おづることを)重増(イヤマス)」
※洒落本・両国栞(1771)「夏の日ざかり菅笠(すげがさ)花蓙(はなござ)の声にあつさいやまし」
いや‐まし【彌増】
〘形動〙 (「いや」は副詞) いよいよまさるさま。ますます多くなるさま。
いや‐まさ・る【彌増】
〘自ラ四〙 (「いや」は副詞) いよいよ程度が激しくなる。ますます盛んになる。次第に募る。
いや‐まさり【彌増】
〘形動〙 (「いや」は副詞) いよいよ多くなるさま。激しくなるさま。一段と増大するさま。
※伊勢物語(10C前)四〇「さるあひだに思ひはいやまさりにまさる」
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