往亡日(読み)おうもうにち

精選版 日本国語大辞典 「往亡日」の意味・読み・例文・類語

おうもう‐にち ワウマウ‥【往亡日】

〘名〙 凶日の一つ。陰陽道(おんようどう)で、外出を忌み、特に出発船出出軍(でいくさ)移転結婚元服建築などに不吉な日という。一年に一二日ある。往亡。〔殿暦‐康和二年(1100)三月一〇日〕
浄瑠璃大経師昔暦(1715)暦歌「また冱(さ)へ返る、夕嵐雪の松原此世から、かかるくげんにわうもう日。島田乱れてはらはらはら、顔にはいつのはんげしゃう」

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デジタル大辞泉 「往亡日」の意味・読み・例文・類語

おうもう‐にち〔ワウマウ‐〕【往亡日】

暦注の一。旅行・移転・結婚・建築などをむという日。1年間に12日ある。

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