径庭・逕庭(読み)けいてい

精選版 日本国語大辞典 「径庭・逕庭」の意味・読み・例文・類語

けい‐てい【径庭・逕庭】

〘名〙 (「径」「逕」は狭い路、「庭」は堂前広場) 二つのものが大きくかけはなれていること。かけへだて。へだたり。相違懸隔
談義本・田舎荘子(1727)跋「余妙年時曾見此書而称其窺南華之一斑而与尋常俳優悦人之書大有逕庭
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「始身を起せる境界に於て、尋常卑賤の者と、大(おおい)なる逕庭(〈注〉チガイ)なかりき」 〔荘子‐逍遙遊〕

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