後は野となれ山となれ(読み)アトハノトナレヤマトナレ

デジタル大辞泉 「後は野となれ山となれ」の意味・読み・例文・類語

あととなれやまとなれ

目先のことさえなんとか済めば、あとはどうなってもかまわない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後は野となれ山となれ」の意味・読み・例文・類語

あと【後】 は 野(の)となれ山(やま)となれ

当面のことさえ済めば、その先のことや、その結果はどうなってもかまわない。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)中「栄耀栄華も人の金、果は砂場をうち過ぎて、あとは野となれやまとぢゃ、足にまかせて」

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ことわざを知る辞典 「後は野となれ山となれ」の解説

後は野となれ山となれ

後はどうなろうと、自分の知ったことではないというたとえ。また、そうした無責任な態度のたとえ。

[使用例] ここまで来ては仕方がない。るだけ演って自爆しよう、あとは野となれ山となれ、秀チャンは善チャンのヨメになる[高峰秀子わたしの渡世日記|1976]

[解説] 後はたとえ野になろうと山になろうとかまいはしないということですが、先のことはともかくとしてといった、軽い気持ちで使われる場合もあります。

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