後後(読み)ノチノチ

デジタル大辞泉 「後後」の意味・読み・例文・類語

のち‐のち【後後】

それよりずっとあと。また、これから先。将来。「後後まで語り継がれる」「後後役立つだろう」
死者法事をする7日目ごとの日。
「―の御わざなど孝じ仕うまつり給ふさまも」〈賢木
[類語]のち事後その以後爾後じご以降今後さき後後あとあと先先直後将来未来近未来行く末末末前途向後自今来たる目先行く先行く手行く行く行方先行き生い先後年他年この後これから向こう

あと‐あと【後後】

将来。のちのち。「後後のために蓄えておく」
[類語]のち事後その以後爾後じご以降今後さき後後のちのち先先直後将来未来近未来行く末末末前途向後自今来たる目先行く先行く手行く行く行方先行き生い先後年他年この後これから向こう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後後」の意味・読み・例文・類語

のち‐のち【後後】

〘名〙
① ある事柄のあったのち。それよりあと。
※後撰(951‐953頃)秋下・四二五・詞書「あひ知りて侍ける人、のちのちまでこずなりにければ」
② 将来。これから先。
評判記野郎虫(1660)山本小勘「後々は一座太夫になるゆへに」
③ 死者の法事を営む七日目ごとの日。初七日・二七日・三七日など。
※宇津保(970‐999頃)忠こそ「おとど、諸共に死なむと惑ひ給へど、かひなくて、のちのちの御わざどもし給ふ」

ご‐ご【後後】

〘名〙 のちのち。将来。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
至花道(1420)二曲三体の事「後々(ゴゴ)までの芸態に幽玄を残すべき風根(ふうこん)なり」

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