後腹が病める(読み)あとはらがやめる

精選版 日本国語大辞典 「後腹が病める」の意味・読み・例文・類語

あとはら【後腹】 が 病(や)める

浄瑠璃・安倍宗任松浦簦(1737)一「御辺手に懸け首討って捨られよ、さすればいっそ跡腹(アトバラ)やめず、どちらも外さぬ鎹(かすがひ)分別

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デジタル大辞泉 「後腹が病める」の意味・読み・例文・類語

後腹あとばら・める

事がすんだあとに、出費がかさんだり、障害が生じたりして苦しむ。
「それは利害に打算して、跡腹の病めないものは無い」〈鴎外・妄想〉

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