後藤家彫（読み）ごとうけぼり

精選版日本国語大辞典「後藤家彫」の意味・読み・例文・類語

〘名〙彫金工の一派。室町時代の後藤祐乗を祖とし、以後幕末一二代に至る刀剣の装飾金物(かなもの)の制作を主とした。将軍、大名の用を勤めたので、家彫(いえぼり)と呼ばれる。格式、伝統を重んじ、地金や題材に制約があり、獅子や龍などを彫り形式化したものが多い。後藤彫。

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後藤祐乗ゆうじょうを祖とする後藤家の金工が彫った装剣金具。将軍家・諸大名の正式の拵こしらえに用いられた。後藤物。家彫いえぼり。後藤彫。

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