後藤程乗(読み)ごとう・ていじょう

朝日日本歴史人物事典 「後藤程乗」の解説

後藤程乗

没年:延宝1.9.17(1673.10.26)
生年:慶長8(1603)
江戸前期の装剣金工家。後藤家7代目顕乗の嫡男。京都生まれ。後藤家9代目。幼名は寅(虎)市,源一郎といい,光昌,光尹とも称した。元和1(1615)年家督を相続して歴代通称理兵衛を名乗った。伯父覚乗の勧めで,加賀(金沢)藩に金工および政務両面で仕え,加賀後藤家の発展に寄与,藩主前田利常の信任を得て30人扶持を支給された。寛永12(1635)年ごろ後藤家9代目を30歳代で継いだ。さらに寛文7(1667)年には江戸幕府4代将軍徳川家綱より100俵20人扶持を支給され,のちに法橋にも叙された。作風はその人柄同様に穏健で品格にあふれている。

(加島勝)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「後藤程乗」の解説

後藤程乗 ごとう-ていじょう

1603-1673 江戸時代前期の装剣金工。
慶長8年2月19日生まれ。後藤顕乗長男。後藤理兵衛家2代をつぐ。加賀金沢藩につかえ,加賀後藤とよばれる金工をそだてた。後藤宗家8代即乗が早世したため,寛永13年ごろ9代をついだ。法橋。寛文13年9月17日死去。71歳。京都出身。名は光昌。通称は理兵衛。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「後藤程乗」の解説

後藤程乗 (ごとうていじょう)

生年月日:1603年2月19日
江戸時代前期の装剣金工家
1673年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android