後装填法(読み)こうそうてんほう(英語表記)after loading method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後装填法」の意味・わかりやすい解説

後装填法
こうそうてんほう
after loading method

線源後詰法ともいう。腔内照射子宮頸癌の重要な治療法の一つであるが,術者の被曝が多い。この欠点を除くため,まず模擬線源をアプリケータで子宮および腟内に挿入し,照射状態が適当であることを透視などで確かめたのち,誘導管を通して真の線源と交換して照射する。これを後装填法という。さらに最近は,遠隔操作ですべて自動的に行える装置が開発され,高線量率の線源が使用できるようになり,治療時間の短縮が可能となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android