デジタル大辞泉 「御亭」の意味・読み・例文・類語 ご‐てい【御亭】 1 他人を敬って、その邸宅をいう語。2 「御亭主」の略。「許嫁いいなずけの―が兵隊に取られたんだからなあ」〈二葉亭訳・片恋〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御亭」の意味・読み・例文・類語 ご‐てい【御亭】 〘名〙 (「ご」は接頭語)① 他人を敬って、その邸宅をいう語。※吾妻鏡‐貞応二年(1223)二月二七日「依レ可レ被レ建二立伽藍并御亭一」② 「ごていしゅ(御亭主)」の略。〔文明本節用集(室町中)〕※咄本・軽口露がはなし(1691)三「扨も御亭(ゴテイ)はといへば、女房そのまま返答におよばず」 お‐てい【御亭】 〘名〙 (「お」は接頭語)① やしき。庭園。※幸若・高たち(室町末‐近世初)「種々の太瓶大つつをおていへ申いたしつつ君も御出ましまして」② (「てい」は「亭主(ていしゅ)」の略) ご主人。旦那。ごてい。※浮世草子・世間胸算用(1692)三「お亭(テイ)さまはいとしや、お内儀様は果報」 ご‐て【御亭】 〘名〙 (「ごてい(御亭)」の変化した語) 一家の主人。亭主。夫。ごてい。※洒落本・魂胆惣勘定(1754)上「こてさんとは、茶屋船宿のていしゅなり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報