御免駕籠(読み)ゴメンカゴ

デジタル大辞泉 「御免駕籠」の意味・読み・例文・類語

ごめん‐かご【御免×籠】

江戸時代奉行許可を得て町医者金持ちの町人などが用いた自家用駕籠
「―はじめて乗って首を出し」〈柳多留・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御免駕籠」の意味・読み・例文・類語

ごめん‐かご【御免駕籠】

〘名〙 江戸時代、医者や金持の町人などが、町奉行から特別に使用を許された鋲(びょう)打ちの自家用駕籠。遊郭内でもおりる必要がないところから、金持の町人が遊郭通いなどにも使った。
※雑俳・ちゑぶくろ(1709)「御免駕のりても今は我れが舁く」

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