御前の試み(読み)ごぜんのこころみ

精選版 日本国語大辞典 「御前の試み」の意味・読み・例文・類語

ごぜん【御前】 の 試(こころ)

一一月中の寅の日に、天皇清涼殿の廂(ひさし)五節(ごせち)舞姫を召してその舞を御覧になること。五節の御前の試み。御前の召し。
※栄花(1028‐92頃)初花「その夜は御前のこころみなども過ぎて童・下仕の御覧如何とゆかしきに」

おまえ【御前】 の 試(こころ)

五節(ごせち)儀式一つ。陰暦一一月の中の寅の日の夜、天皇が清涼殿で舞姫の舞を御覧になること。ごぜんのこころみ。
※枕(10C終)一五六「御前のこころみの夜の御髪上(みぐしあげ)

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デジタル大辞泉 「御前の試み」の意味・読み・例文・類語

ごぜん‐の‐こころみ【御前の試み】

五節ごせち第2日のとらの日の夜、天皇が五節の舞姫の舞を清涼殿などでご覧になる儀式。五節の試み。五節の御前の試み。

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