御匣殿(読み)ミクシゲドノ

デジタル大辞泉 「御匣殿」の意味・読み・例文・類語

みくしげ‐どの【×匣殿/××笥殿】


内裏貞観殿じょうがんでんの中にあり、内蔵寮で調進する以外天皇衣服などの裁縫をする所。
《「御匣殿の別当」の略》御匣殿の女官の長で、上﨟女房がなる。
貞観殿異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の御匣殿の言及

【貞観殿】より

…南は常寧殿と渡廊でつながっている。一名,御匣殿(みくしげどの)ともいわれていた。東は宣耀殿,西は登花殿に反(そり)橋でつながっている。…

※「御匣殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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