デジタル大辞泉 「御嬢様」の意味・読み・例文・類語 おじょう‐さま〔おヂヤウ‐〕【▽御嬢様】 1 大家の娘、また、主人の家の娘を敬っていう語。2 他人の娘を敬っていう語。3 何不自由なく育てられて世間の苦労を知らない女性。「いくつになってもお嬢様で困ったものだ」[類語]娘・息女・令嬢・箱入り娘・いとはん・子供・子こ・子女しじょ・児女・子弟・愛児・子息・息男そくなん・息子むすこ・倅せがれ・子種・子宝・二世・お子さま・令息・お坊っちゃん・お嬢さん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御嬢様」の意味・読み・例文・類語 お‐じょう‐さま ‥ヂャウ‥【御嬢様】 〘名〙 (「お」は接頭語、「さま」は接尾語)① 他人の娘を敬って呼ぶ語。近世、江戸の武家や豪商の家で用いたが、後には上方の商家でも使われ、現在は広く一般に用いられる。〔随筆・撈海一得(1771)〕※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「金もちの家のおぜうさまとおぼしく」② 苦労を知らないで育ち、きびしさに欠け、おっとりしている女性。 お‐じょう‐さん ‥ヂャウ‥【御嬢様】 〘名〙 (「おじょうさま(御嬢様)」の変化した語) 「おじょうさま」より少しくだけて、親しみのこもったいい方。未婚の女性に呼びかけるのにも用いる。※黄表紙・天道浮世出星操(1794)「持参金の二束も持って来るおじょうさんだから」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報